幸せになれない稼ぎ方虚無感に襲われる働き方をしないためには?

立場上、ビジネスの第一線で活躍されている先生方と
お仕事をする機会が多いのですが、
ビジネスがうまくいっている人でも、
大きく稼ぎが出ている人でも、
そのステージステージで、
様々な思いを抱えながら
仕事をされていらっしゃいます。

稼いでいない時には稼いでいない時の、
稼いだら稼いだでその時にもまた、
悩みはあるということでしょうか?

お金を大きく稼いだら
それで満たされればいいんですけどね。

そうならないようにできているのが
“お金という魔物” の厄介なところです。

また、お金が手元に入ると、
投資話とかいっぱい来ますからね。

「やっぱりお金を持ったからには、
投資とかもした方が良いのかな。」

お金を持ったことで、
色々と考えなくてはいけないことも
多くなるわけです。

僕も以前は、

「お金はどこから来てどこに行くのか?」

そんなことばかり考えて生活していました。

でも今は全くそんなことは思わなくなっています。

「なぜそう思えたか?」

今日は僕の経験談を元に、

“お金を稼いでも虚無感に襲われない働き方”

について少しお話ししてみようと思います。

稼ぐことを目的にして働いていた時に見えていたもの

僕が起業をしたのは3〜4年ほど前ですが、
当時、僕が起業した目的は、

“会社員時代よりもお金を稼ぐこと”

でした。

“社長になりたい” とずっと思っていましたし、
やっぱり社長になったら、
会社員よりも稼ぎたいじゃないですか?

「どうせ起業するなら稼ぎの大きい仕事を選ぼう。」

「リスクの少ない起業をしよう。」

“いかに得になるか?”

そんなことを価値判断基準として、
常に動いていましたね。

で、そういう価値判断基準で生活するとどうなるか?

周りもそういう人たちで溢れかえります。

「自分の会社にとって得になるから交友を持つ。」

「この人と付き合っておいたら、
今後、自分にとって得になるだろう。」

僕がそう思っているのですから、
やはり同じような思いを持った人が
集まるのは当然ですよね。

でも結構、多くの人が起業をすると、
このルートを通るのではないかと思います。

起業をしたら面白いもので、
起業家の集まりみたいなものが
至る所に用意されていますしね。

僕もセオリー通り、
そういう集まりに積極的に参加していました。

その価値判断基準の中で僕が羨ましく見えたもの

自分にとっていかに得になるか?

そういう価値判断基準で生活していると、
自分としてはどういう人物を
目指そうと思うかというと、

“いかに効率よく儲けている人”

になります。

“人よりも時間や労力をかけず、
大きなお金を稼いでいる人”

そんな人に強い憧れを持ちました。

年商が何十億だの、車を何台持っているだの、
そんな人が現れると、
一瞬でその人が僕にとっての憧れの人になって、
そういう人とばかり交友を持ちました。

まあ、起業の目的が会社員時代よりも稼ぐことですから、
当然そういう生活をしている人に憧れるのは自然の流れです。

でも僕の憧れの対象はある時を境に、

“そういう典型的な成功者っぽい人”

ではなくなりました。

どこかかっこ悪く思えてしまったんです。

それと同時にそんな価値判断基準で
生活をしている自分が嫌になっていきます。

“高級車に乗っている人を羨ましいと思う自分”

“大きな売り上げがあることが羨ましいと思う自分”

「ミナミの帝王の中のお金に振り回されている
登場人物とどこが違うのか?」

自分自身がお金に踊らされている人に
なっているような気がして、
自分のやっていることに強く疑問を感じるようになります。

しかも起業した当時は全く儲かっていなかったので、
その人たちを真似るのも辛かった・・・。

高級なものを食べ、成功しているかのように振る舞う。

儲かっていれば、また違ったかもしれませんが、
儲かってもないのにそんなことをしている自分が、
“ただのバカ” に思えて嫌になってばかりでした。

せっかく起業したなら自分しかできないことを仕事にしようと決意した

ということで、

“儲かってもいないのに、
典型的な成功者っぽい人に
なりたくなくなってしまった”

というわけのわからない理由で、
僕は一つ目の事業をたたむことを決めました。

その事業は障害者就労支援事業というもので、
今思えばかなり不純な動機で始めたものでした。

社会貢献ができるという綺麗な経営目標とは裏腹に、
国から助成金が多く支払われるため、
経営に対してリスクが少ないだろうといった、
損得勘定で始めた事業です。

リスクが少ないであろうこの事業を
途中でいきなりやめてしまったため、
僕には2000万円ほどの借金が残り、
結果的に非常に大きな代償を払うことになります。

ただ、この失敗が良かった。

“僕の目指したかったのは、
典型的な成功者っぽい人ではない”

とはっきりとわかったことでした。

そしてせっかく起業をしたんだから、

“どうせやるなら自分にしかできないことをしよう!”

“自分の能力で誰かに喜んでもらえることだけを仕事にしよう!”

そんなことを決意できたからです。

そして僕は今の仕事をすることになります。

先生方や企業さんの持っているものを
コンテンツにするお手伝い。

それが僕が選んだ仕事です。

もともとプレゼンを作ったり、
誰かの頭の中を形にするのが得意でしたし、
僕が作ったものはいつも周りが喜んでくれましたので、
この能力は人に必要とされているはず。

そう信じて、先生のセミナー資料や動画を作ったり、
メルマガを書いたり、セールスレターを書いたり、
そういった仕事を受けるようになっていきました。

仕事を変えたらハラハラドキドキする毎日が待っていた

先生方や企業さんの持っているものを形に変える。

この働き方は必然的に僕よりもレベルの高い人たちと
付き合うことになります。

まあ、その時の自分は事業に失敗し、
2000万円ほどの借金を抱えている身ですから、
僕よりもレベルの低い人を見つける方が難しいのですが・・・、

そんな僕が、僕よりもはるかに活躍されている方の
コンテンツを作らなければいけない。

これはもう必死にならざるを得ません。

しかも2000万円の借金の返済があるので、
先生方にかなり多くのコンサルフィーを頂いていました。

そうでもしないと生活がしていけなかったわけです。

もともと営業を長らくしていたので、
100万円とか数100万円くらいのコンサルでしたら、
セールスで売ってくることはできました。

ただ、売ってきたは良いものの、
それだけの金額の価値がある仕事ができるか?
という根拠はどこにもありません。

「ハラハラドキドキ、
金額に答えられなかったらどうしよう。」

そんな不安を感じる余裕もありませんでしたね、
高額ですでに受けちゃってますから。

今、自分のできることをただただ全力でやる。

これまでとは違った生活が
いきなりスタートした感じを覚えています。

実力以上の仕事を受けたことで価値観が180度変わった

以前の事業では、

「どのようにすれば稼げるか?」

そんなことばかり考えていましたが、
仕事を変えてからは、

「頂いた金額分の仕事をいかにするか?」

それしか考えられなくなります。

当たり前ですよね?

自分の実力以上の仕事を
無理矢理とってきてやっているわけですから
やらないと信頼に関わります。

自分の能力の限界、もしくはそれ以上の力を
出す必要が常にありました。

“スリルの中で働く感覚”

確かにストレスは感じるのですが、
以前の事業の時に感じていたストレスとは
ちょっと種類が違って、

どこか心地良さを伴うストレスの中で
働いているイメージです。

“自分しかできないやり方で、
誰かの役に立つ”

“そのために今できることを全身全霊でやるだけ”

「ゾーンに入ったとはこの状態のことを言うんだな。」

起業して本当にやりたかったことは何か?

そのことに気づけた瞬間でもありました。

少なくとも僕は、

“ただ稼ぐだけ”

だったり、

“効率的にいかに得になるかだけを考えて儲ける”

みたいな目標ではモチベーションを
維持することはできませんでしたが、
新しい働き方は、

“モチベーションを維持する”

という概念さえ不要です。

“目の前に現れることを全力でやるだけ”

です。

自分の働き方がそんな感じに変わった時、
僕の中で無価値になったものがあります。

それは以前の僕が憧れていたものです。

「いかに効率よく稼ぐか?」

「いかに良い車に乗るか?」

「どれだけ年商があるか?」

そういうところと無関係なところに、
自分の目指したいことがあったことにも驚きでしたが、
関心自体がなくなってしまったため、
僕の交友関係もガラリと変わります。

付き合う人の層が変わりました。

付き合う人って大事ですよ。
自分の周りの人は自分自身の意思で集めてますからね。

実際僕も、自分が変わったことによって、
付き合う人が全く変わっていきましたし、
それに伴い、人生自体もどんどんよくなっていったように思います。

稼ぎ方を変えれば使い方は変わる

“お金はどこからきてどこに向かうのか?”

以前の僕が常に考えていたことですが、
働き方を変えた途端、そういったことにも
まったく興味がなくなりました。

“働き方というより稼ぎ方が変わった”

ということでしょうか。

サラリーマン時代って会社から給料をもらいますよね?

で、その給料を何に使うかって話になる。

だから独立してもその延長線上で考えて、
会社員時代より収入を増やしてより多く使うぞ。

起業当時もそんなことを考えていたわけです。

だから収入を増やすことをまずは考えたわけですが、
働き方のスタイルを変えた途端に、
この考えはなくなりました。

頂いているお金の意味合いが変わりましたね。

重みが違うというか、クライアントさんから頂いたお金を
絶対に変なことに使えないみたいな感覚が芽生えました。

よくお金は稼ぐより使う方が難しいって言うじゃないですか?

正しいと思いますが、使い方って、
稼ぎ方を変えれば勝手に変わるものじゃないかなって
最近、とくに思います。

いきなり8億円、宝くじで当たったお金を
うまく使うのは、相当難しいと思いますが、
真剣勝負の中で全身全霊かけて
稼いできたお金の使い方は
それほど難しくないように思います。

今の自分をもっと成長させるためだったり、
さらにクライアントさんに
良いものを提供できるための自己投資に回したり、
僕自身のお金の使い方もどんどん変化していきました。

生き方と呼応する稼ぎ方をするとゾーンが待っている

“稼いでいるのにどこか満たされない”

“うまくいっているようでもどこか不安”

そう言う感覚の中、働いている方は非常に多いです。

それは有名な先生でも変わりません。

タチが悪いのは、

“ビジネスってたまたまうまくいってしまう”

“時代の流れに乗って大きく売り上げてしまう”

ってことが往々にしてあると言うことです。

自分でも今の働き方が良いのか?
と、どこかで思いながらも、
でもうまくいっているから良いのかな。

こんなことを考えながら常に不安を抱えて事業を続ける。

そのストレスをどこで埋めるか?

“それはお金を使うことで埋めることになる”

以前の僕みたいになっていることはないでしょうか?

(僕の場合は儲かってもいませんでしたが。)

少なくとも僕はただ稼ぐことが目標では
モチベーションが維持できなかった。

自分の生き方と働き方が合致した時、
モチベーションという言葉さえなくなった。

そんなことを気づかせてくれた、
僕の最初の事業の失敗だったと思います。

働き方

稼ぎ方

使い方

これらはイコールですね。

2000万円の借金とほろ苦い失敗が
僕にこのことをきつく教えてくれました。

(その後事業が軌道に乗り、
借金は数ヶ月で返しました^^)

まとめ

働き方はどれが正解で、どれが不正解というものはないと思います。

今日のお話は僕自身が経験したことの中から
発見できた僕にピッタリ合った働き方、
少なくとも虚無感に襲われることなく
働けるようになった経緯をお話ししたストーリーです。

もし今、あなたが事業をされているのであれば、
一つの働き方のアイデアとして、
何かの参考にしてもらえれば幸いです。

僕は自分の経験を元に、
クライアントさんたちに、
生き方と対になった働き方の提案を
これからもしていきたいと思います。

最後までお付き合いくださいまして
ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社ギフト代表取締役、プレナー育成コンサルタント。これまで100本以上の教材、セミナーを先生方の裏方として制作に携わる。得意なことは先生の頭の中を図式化して相手に伝わりやすいカタチに変えること。先生の持っているものを100パーセント、それ以上に引き出すことをモットーとしている。

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