【道ストーリーVOL.6】特殊能力と弱点

こんにちは。倉地類人です。

今日も道売りストーリーテラーチーム、
進めていきたいと思います。

今日で6通目のメールです。
3日に一通書いてるので、
もう18日目、早いですね。

セミナー6を会員制サイトに
配信済みです。

時間がある時に
見てみてください。

今日のメールのテーマは、
「特殊能力と弱点」
についてです。

あなたには、
弱点がありますか?

人には言えないような
コンプレックスを
持っていますでしょうか?

あるいは、幼少期に体験した
絶対に人には言えないような
心の中にしまっておきたい
おぞましい悲劇なんかを
お持ちの方も
いるのではないかと思います。

これまで僕はたくさんの人の
ストーリーを書いてきたので、
わかるのですが、

普通に暮らしている人であっても、
その昔に強烈な体験を
されている人は実は
かなり多くいます。

みんなそれを言わないだけ。
(あるいは言いたくないか)

親からの虐待
お金を騙し取られた経験
兄弟間の諸問題
小さい頃親が助けてくれなかった大事件
離婚や大切な人との離別

聞いているだけで、
僕自身も涙が出てくるような
つらいエピソードを
ほんとみなさん
たくさん持っています。

では僕がそういうエピソードを
その人から聞いたまま、
そっくりそのまま冊子に
載せるかというと
そんなことはしません。

例えば離婚。

けっこう多くの方が
離婚を経験されているのですが、

離婚のことを事実のまま
エピソードにしてしまうと
どうしても相手を
否定してしまいがちになる。

親からの虐待とかもそうです。

相手があることだと、
そのことをそのまま
ストーリーにしてしまうと、

当事者が仮に
それを読んだとき、
自分を否定されていると
とってしまう。

(ちなみに当事者は
かなりの確率で
あなたのエピソードを
読みにきますからね。)

だから悲劇とか、
悲惨なエピソードを
書くときはかなり
慎重に表現しないといけません。

世間の人と言うのは、
他人の失敗だったり
悲劇を聞くのは
どうも好きみたいで、

だから、あなたが
昔経験したひどいエピソードを
そのまま書いただけでも、
文章を読んでくれたりします。

誰かにひどいことをされた
親から虐げられた
悪い人に騙された

こういうエピソードは
読者から同情を
買いやすいわけですね。

でも、そのために、
誰かを敵に回したり、
当事者の人を
傷つけたりしてしまっては、

あなたが
読者に同情を買うための
手段としては
あまりにもリスキーです。

実際、僕の知り合いで
出版した人で、
出版社の意向で、
昔の悲劇をとにかく
赤裸々に書かされて、

それが元で筆者の
人格を疑われてしまい、
何十年にわたって、
マイナスのブランディング
になってしまった方
なんかもいらっしゃいました。

ですので自分の人生の
マイナス部分を
書くときは、
書き方を間違うと、

読者を惹きつけるどころか
逆に反感を買うことにも
なりかねないことを
あなたは筆者として
知っておかないといけません。

ではそういったマイナスの
エピソードは
どのように表現したら良いか?

ということですが、

これは、どんな悲劇であっても、
どんな辛いエピソードであっても、
それは、

自分が引き起こしていたことで、
相手が悪いわけではない。

という感じで
書くことです。

これを言うと、

「私がすべてわるーございました的な
悲劇のヒロインに
なりきれということですか?」

みたいに取られがちなのですが、
そうではなく、

人というのは、
悲劇や試練を体験した後に、
そこから一皮剥けると、
必ず何かしらの気づきや
成長を得て帰ってくる生き物で、

それは世界中の神話が
物語っています。

だからもし、
あなたが、
そういう悲劇や試練を
乗り越え、円環を
回っていたとするならば、
体験した悲劇のことを自然と、

「あの時があったから今がある。」

と思えるはずなんですよね。

そしてそう思えていた場合、
それらの悲劇や試練は、

自分自身が
引き起こしていたものであり、
自分に大切な気づきを自分に
くれるために
必要なものだったと
思えてくる。

こうなっていれば、
その時のエピソードを書くときに、
自分の心の変化というか、
その事件から得た気づきや
報酬を描くことができ、
そのエピソードは必然的に、

まだ気づきを得ていなかった自分

悲劇を体験

そこから大きな気づきを得た自分

という具合に、
物語が自分軸で
日本の神話風の
内観物語で描けます。

(まあ悪い相手を倒して
宝を得たという西洋の
神話風でも書けるのですが…)

相手に原因あるとか、
被害者のような描写ではなく、

悲劇や辛い経験を描く中で、
自分自身の心の変化を
表現できて、
これができると、

読者は筆者の
成長物語(筆者自身)に
酔ってくれるようになります。

道売り物語で表現すべきは
こういう描写です。

あの悲劇を自分に与えた
相手が悪い。

あんな目にあった
自分はかわいそう。

あんな悲劇は
思い出したくない。

昔の悲劇をまだ、
こんなふうに思っている
過去のエピソードは、
まだ自分の中で、
円環を回っていない(超えていない)
証拠であり、

そういうエピソードを
超えていない状態のままで
書いてしまっても
特にいいことはありません。

そうではなく、

「あの時があったから
今の自分がある。」

という悲劇や試練をを抜粋し、
復活物語として表現する。

これこそ、道売り物語に
載せるに値する
エピソードです。

だから悲劇をただ、
書けば良いというわけではない。

たくさんの物語を
書いてきて発見したのですが、
人というのは、

あなたの特殊能力で
あなたのことを気に入り、
あなたの弱点で申し込む

んです。

弱点で申し込む
*********

ここがポイントで、
弱点で気にいるわけではない。
(弱点だけでも読んではくれますが)

人よりも秀でたものが
あなたにあると、
人はまずはそこに惹かれます。

でもそれだけじゃ
申し込まれない。

なぜならあなたに
申し込むスキがないからです。

でもそこに弱点というスキが
あると、

「あ、申し込んでいいかな。」

ってなる。

道売り物語での
弱点の使い方はこちらです。

で、さっきの

まだ気づきを得ていなかった自分

悲劇を体験

そこから大きな気づきを得た自分

この書き方は、
綺麗に特殊能力と
弱点が同居する感じを
表現できるんですよね。

悲劇から大事な
気づきを得たこと自体が
すでに特殊を
表現できますから。

弱点のあるところに
常に特殊能力あり。

エピソードを書いていると
その人の特殊能力が
見えてくるのも
そこに理由があります。

ただこの特殊能力、
自分ではなかなか、
わからないものです。

世間の人が求めていて、
自分の中にある
誰にも負けない特殊能力。

これが自分自身で
わかったら、
多分食べるのに困りませんが
これがなかなかわからない。

人って常に、

「自分にしかできないこと」

を探求する旅をしている
とさえ思うんですよね。

そしてそれは、
悲劇や試練を
体験するたびに
浮き彫りになり、
ついにはそれを認識する。

(人生の悲劇や試練は
それをするための
ヒントをくれている
のかもしれません。)

自分の特殊能力を
認識した人には、
必然的にそれを
発見するまでの試練と
そこから得た気づきを
誰かに教えることができる
物語を語ることが
できるようになる。

まさにその人だけの
一つの神話が
完成した感じに
なるわけです。

ちなみに
神話に出てくる英雄には
この特殊能力と弱点が
綺麗に同居している
という特徴があります。

そういう英雄に
人々は心を酔わせ仰ぐ。

だから道売り物語でも、
あなたの
そういうエピソードを
表現していきたいわけです。

大成功した起業家は
例外なくこんなことを
口にしますよね。

「あの人生最大の試練があったら、
今の自分がある。」

まさに英雄物語そのもの。

あなたも
この部分を表現しましょう。

特殊能力なんて
自分では普通だと
思っているものが
世間の人から見たら、
特殊だと見えているものが
ほとんどです。

世間の人が欲しがる
自分の特殊を
ストーリーから
炙り出しましょう。

自分の人生を
どんどんストーリーにして
どんどん読んでもらって、
自分の特殊能力を
世間の人から
教えてもらいましょう。

誰しも特殊能力と弱点が
綺麗に同居する
エピソードは
持ってますから。

その証拠に僕が
携わらせていただいた
道売り物語には、
ひとつたりとも同じものは
ありません。

ほんと人それぞれ、
神話を持ってるし、
道売り物語を
作るためのエピソードは
持ってるんですよね。

今こそ内観の時ですよ。

悲劇のあるところ
報酬はあり

です。

 

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【宿題VOL.6】

Q1、あなたの道売り物語の中で採用してもいいと思える人生の悲劇や試練と、そこから気づいた気づきを語るエピソードを考えてみてください。

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