小冊子やセミナー資料の作り方を学ぶ前に絶対知っておかないといけないこと

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先日、とある方のセミナーを受けていた時に、
自分の作品を世の中に広める時は、

「どう広めるかよりも、
その作品に透かしが入った
本物かどうかが重要。」

ということをお話しされていました。

この話を聞いた時、

ほんとその通りだなー。

としみじみと思ったのですが、
それと同時にこのことが
全くわからなかった昔を振り返り、
未熟だった自分を思い出しました。

そこで今日は、

セミナーや小冊子、ブログ、
自分自身のブランド
など、
自分の作品を作るときに持っておきたい、

自分の作品に透かしを入れる重要性について、
ちょっと僕の考え方を
お話ししてみたいと思います。

偽物だった僕の設計図面

僕は住宅メーカーの
営業をしていた時があります。

僕がいた会社では、
営業が、設計図から内観、外観パースや
配置図などなど、お客様に提案する
プレゼンを一人で作るのが決まりで、

住宅の展示場に来てくださるお客様に、
毎回、凝ったプレゼンを
夜な夜な時間をかけて作り、
それこそ、同僚の誰よりも綺麗なプレゼンを
お出しするのが僕のこだわりでもありました。

ただ、この僕の仕事を
180度否定される事件が起こります。

その時の上司、Aさんは、
営業界のスーパーマンみたいな人で、
入社以来、スランプに陥ったことがないという
ちょっと化け物的な営業マンでした。

その人が僕に言うわけです。

Aさん
倉地さあ、そんなプレゼンを
ただ凝ってもダメだよ。
手書きのプランだけで
契約が取れるようにしないと。

手書きのプランとは、
お客様にお出しする前に、
僕ら営業が作る絵コンテみたいなもので、
本来であればお客様に出すものではありません。

それなのに、Aさんはその絵コンテだけで、
契約が取れると豪語するのです。

え?でもそれじゃあ、
お客さんに失礼じゃないですか?
僕はお客さんに失礼がない
しっかりとしたプレゼンが出したいから
こだわってやってるんです。
Aさん
でもお客さんが求めてるものは
そこじゃないんだぜ。
・・・。

僕はAさんを大変尊敬していたので、
Aさんにはそれ以上、
反論はしなかったのですが、
その時の僕の価値観では、

「やっぱり、お客様に提出するものは、
しっかりとしたものでなければいけない。」

というポリシーを強く持っていたので、
僕の考え方を曲げることはありませんでした。

僕の完璧なプレゼンが手書きのプランに負けた・・・

そんなある日、僕がいつものように、
あるお客さんにプレゼンを持って
提案に出かけようとしていた時、
上司であるAさんが話しかけます。

Aさん
今日時間が空いてるから、
倉地のお客さん、同行しようか?

同行というのは、上司などが、
新人営業マンの横について提案をし、
つたない新人の代わりにサポートしながら、
営業をするというもので、

その時、僕はもう、
新人ではなかったので、

あ、はあ。

みたいな感じで、

「別に来てくれなくてもいいのに・・・」

とか本心で思いながら、
渋々、Aさんに同行を
してもらうことにしました。

そして提案が始まります。

僕は前日、夜遅くまで
必死に仕上げたプレゼンを持ち出し、
お客様に提案をします。

綺麗なパース、色付けされた設計図、
キャドで書いた完璧な見取り図。

どうですか?このお家は
素晴らしいでしょう?

と心で思いながら自信満々に
提案をするのですが、
どうもその時のお客様は、
いまいち反応が良くありません。

まあ、素敵なプランだとは思うんですけど・・・。

とお客様の顔が曇った瞬間、
Aさんが暴挙に出ます。

Aさん
このプランは今日、新たな提案をするための
参考として持って来ただけなんです。

え?

そんなことを言うと、
僕の作ったプレゼンを
全て袋にしまい込み・・・。

そしてAさんは一枚の
設計図用の方眼紙を取り出し、
お客様の前でプランを書き出します。

Aさん
リビングはやはり玄関と隣接ですよね?
Aさん
お子さんがいらっしゃるので、
キッチンは対面型がいいですよね?

お客様と軽快に打ち合わせをしながら、
鉛筆でプランを書いていきます。

そして30分もしないうちに、
鉛筆で書かれた絵コンテのような
設計図をお客様の前で完成させました。

するとなんとそのお客様、

これです。これが私たちの建てたかった家です!

と目の色を変えて喜びだし、
しかも言わなくてもいいのに、

これに比べると倉地さんの
持って来てくれたプランは
ちょっとないですね・・・。

という強烈なストレートパンチまで
僕に見舞いました。

「僕のプランがかませ犬として使われた・・・」

「しかも鉛筆書きの絵コンテのようなプランに負けた・・・」

結果的に言うとですね、
このプランで建っちゃったんですよ。
しかもほとんど変更なくね。ちっ。

まあ、僕の成績になりましたので、
営業としてはAさんに感謝なのですが、
屈辱以外のなにものでもないですよ。

Aさんが言います。

Aさん
な?プランは綺麗に作ればいいってもんじゃないだろ?

くそー!ですよ。

でもあまりにも悔しいので、
僕はAさんに聞きます。

じゃあ、一体、お客様に提案するときに
必要なものとは何なのですか!
Aさん
それはお客さんのために、
これは絶対役に立つんだ!という情熱だよ。
着飾ったものじゃない。

え?根性論?

その時の僕は、Aさんの言っていることが
正直あまり、理解できませんでした。

その後、僕は独立し、
クライアントさんの教材やセミナーなどを
多く作る仕事をさせてもらう中で、

Aさんの言ってたことはまさに真実だなあ。

と思えるようになりました。

そこで先日のセミナーです。

その作品には透かしが入っているか?


セミナーで講師の方が、

「どう広めるかよりも、
その作品に透かしが入った
本物かどうかが重要。」

ということをおっしゃった時、
僕はAさんに昔、言われたことを
思い出していました。

当時、Aさんに、

Aさん
それはお客さんの役に立つものだよ。
着飾ったものじゃない。

と言われても全くピンとこなかったのですが、
今ならその理由が少しわかるので、
このセミナー講師が言った真意を
僕なりにわかりやすく解説してみようと思います。

自分でビジネスをしていると、
自分を広げるために、
小冊子を作ったり、ブログを書いたり、
なんらかの作品を世に送り出すことで、
広めようとすると思います。

でもそれがなかなか広がっていかなかったり、
思ったように支持を得られなかったりすると、

この小冊子の広め方がいけないんじゃないか?
広めるためのツールが良くないんじゃないか?

そんなことを思われる方が多くいらっしゃいます。

でも実はそのことは、
それほど重要ではなくて、

作品が本物であれば、
そんなことを考えなくても
勝手に広がっていく。

そんなことがあることも事実です。

まさにAさんのプランのように、
手書きだとしても
絵コンテのような出来栄えだとしても、
人の心を打つものが存在するわけです。

そのセミナー講師の方の言葉を借りれば、

“その作品に透かしが入っていれば、
それは勝手に広まる”

ということだと思いますが、
確かに日本銀行券には透かしが入ってますが、
透かしが入った一万円札は、
何をしなくても誰かの手から誰かの手に
渡っていきます。

受け取った誰かが、

「いらないからドブに捨てよう。」

みたいなことにはなりません。

一方、透かしが入っていない、
子供銀行券^^は、いくら装飾が豪華でも、
多分、人から人へとは渡っていかないはずです。

僕のキンキラキンのプランがそうですね。

何と言ってもAさんの手書きのプランの
噛ませ犬として使われましたからね!

だから自分の作品を作って広めるためには、

どう広めたら良いか?

ではなく、

その作品に透かしが入っている
本物にする必要

があって、

透かしが入っていれば、
あとは勝手に誰かによって広がったりする。

そんなことを講師の方は
言いたかったのではないかと思います。

本物の印「透かし」の正体

では講師の方が言う、
透かしはどう入れればよいのでしょうか?

これはAさんの言った通りだと思います。

その人の役に立つことをこちらが
真剣に考えて作り上げたもの。

これこそが透かしが入った
作品
なのではないかと思います。

僕の豪華絢爛のプランも
考えてなかったわけではないんですけどね、
ガワを綺麗にすることに気を取られすぎて、
大事な視点がおそろかになっていたかなと。

今ではわかるんですが、

人のためになる、役に立つことを
一番に考えて全身全霊をかけて作品を作る。

このことが何よりも重要だと
いうことが今ではわかります。

僕も数々のクライアントさんの
コンテンツ(作品)を作りますが、

「これは透かしが入った!」

と思える会心の作品が出来た時は、

今すぐにこれを表に出したい!
広めたい!世の中に届けたい!

と興奮冷めやらない状態になりますが、
これぞまさに透かしが入った作品が出来た時、
と言えるのではないでしょうか?

そしてそういうクリティカルヒットが
生み出せた場合、これが確実に
広がっていくんですね。

重要なのは、

人の役に立つんだ!
という強い思いが乗ったものかどうか

だったわけです。

昔の僕に言ってあげたいですね。

倉地くん、ガワだけ
きらびやかにしてもダメだって。
透かしが入ってないとね。

“本物です”というラベルを自分の作品につけていた僕

以前の僕は透かしを入れるよりも、
綺麗に作ること、きらびやかに見せること、
そんなこと
に重きを置いていたように思います。

でもそこに「人に役に立つもの」
という情熱がかけていると、
透かしが入っていない
偽物ということになってしまったりする。

だから一生懸命、周りを綺麗に飾って、
「本物の証です」というステッカー、
ラベルを自分の作品に貼り付けて、
自分の納得させて提案していた。

それをAさんに見透かされていたわけです。

よく考えると
これは本物ですって書かれたものほど、
うさんくさいものはないですね。
かませ犬になるのも当然です。

今現在は、そんな苦い経験を踏まえ、
自分の作品や、クライアントさんの
作品を作るときには、

“その作品には透かしが入っているか?”

そのことを一番に考えるようにしています。

そしてそれがうまくいったとき、
本物の証とは書かれていなくても、
その作品にはしっかりと本物のオーラが宿る。

“神は細部に宿る”と言いますが、
まさに“細部とは透かし”ですね。

本物は勝手に流れていく。広がっていく。

今回のセミナーの講師の方、
上手な表現をするなあと
感心させられたという経緯です。

まとめ

さて、僕の未熟だった頃の恥ずかしエピソードを
交えて自分の作品を作るときに、
考えておくべき重要な視点について
お話ししてきましたがいかがでしたでしょうか?

その後、ビジネスを勉強してわかったのですが、
人を集める時も、

自分の透かしで集めるか?

本物の証ですというラベルで集めるか?

ラベルで集めてしまうと
どうしても苦しくなる
ということがあるのですが、
同じ理由ですね。

透かしの入ったものであれば、
自然な流れの中で広がるから、
無理のないビジネスができるわけです。

いやー、昔の自分に教えてあげたい^^

ということで参考にしていただけましたでしょうか?

ブログや小冊子、何かしらの自分の作品を
作るときの参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

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ABOUT US

株式会社ギフト代表取締役、プレナー育成コンサルタント。これまで100本以上の教材、セミナーを先生方の裏方として制作に携わる。得意なことは先生の頭の中を図式化して相手に伝わりやすいカタチに変えること。先生の持っているものを100パーセント、それ以上に引き出すことをモットーとしている。