ビジネスをする上で、
メンターと呼べるような人を持ち、
逐次アドバイスをもらいながら
進めている人は多いと思います。
自営業は会社員と違って上司がいませんからね。
そういった自分を客観的に見てくれたり、
的確なアドバイスをくれる方がいると、
心強いですし、所詮、個人の力には
限界がありますから
先に行っている頼りになる先輩が
どうしても必要です。
僕ら夫婦にも共通のメンターが
数名をおりまして、
アドバイスをいただくのですが、
その中のお一人がとにかく強烈な方でして・・・
でもなぜかその方の意見を聞いてしまう・・・。
会いにいってしまう・・・。
そんな人がいるのです。
そこで今日は、僕ら夫婦が
そのメンターに求める枠割について、
ちょっと変わった理由について
夫婦二人で語ってみようと思います。
初めてお会いした時に僕らの価値観は崩壊した・・・


特にパパの心が玉砕してたね。

予期せぬ出会いというか、
別に会いたくて会ったわけじゃなかったからさ、
でもまあ、とてつもない人だということは
知ってたわけなんだけどさ、
そこは僕あたりは“カマ”かけるっしょ。


あなたがAさんかい?なんぼのもんじゃい?
くらいの気持ちで話しかけたわけよ。


話しかけた内容がこれ。
“初めまして。高明、存じ上げております。
Aさんのようになれたらと思っているのですが、
どうも、何か僕には欠けているような気がします。
何かわかりますか?”

だってAさんはパパのことを
全く知らないわけだし。

第一印象でわかるっしょ的な
感じだったんだけどね。

“あー、君に足りないのは器だね。
君には器の広さがないよ。
僕には器の広さがあるだけ。
他に質問は?”
だもんね。




かましてやろうと思った僕がバカだったと、
鮮やかで的確なアドバイスすぎて、
言葉が出なかったわ!

パパの現状の問題点を言い当てたわけでしょ?

こんなの終わる僕ではないですよ。
トイレで考えてましたよ。
今度こそ、質問で困らせてやるってね。

そういうしょーもない
マウントの取り合いをするかなー。

僕は密かに反撃の機会を伺っていた・・・。

何か狙っている感じはしたよ。
で、あの時は今度は、Aさんから、
話しかけてきたんだよね。

これがちょっと好戦的なわけよ。
“あー、さっきの問題は解決した?
他に質問ある?”
だぜ?
おちょくってんのかと思ったね。

好意で言ってくれてるんだよ。
もう完全にパパがひねくれてるだけだね。

その傲慢の高い鼻をへし折ってやろうとさ、
こう質問したわけさ。
“まあ、少人数のクライアントさんしか
抱えていないにもかかわらず、
ある程度、売り上げも出てて、
正直、今の働き方に満足してます。
こんな僕に何か働き方の
アドバイスはありますか?”
って言ったわけよ。

働き方に満足してるなら
質問する必要ないじゃん。

“それは凄いね!”、くらいの返答を
確信してたわけよ。
そしたらあの野郎、こう言ったのよ!
“あー、その働き方は小者のやることだね”

あの時のパパの顔が最高だったね。


こ、こ、こ、小者ですと??

的確だったじゃない?
“君はお金を払ってくれている
お客さんの顔が全て見えてるでしょ?
それじゃあ、小者が行なっている
ビジネスと言われても仕方がない。
大物は知らない人からお金をもらってる。
君は実はそういうビジネスを
したいんじゃないのか?”
とかおっしゃってた。

まさにこのことだよね。
図星も図星。自分では、
気づいていなかったけどね。
その後、鼻高さんは、こんなことも言ったんだぜ。
“君が小者だということは、
君の周りも小者だということ。
もっと本物と付き合わないとね”
と。


認められない。

Aさんに言われてから、
パパ、人付き合いを変えたじゃない?

どうもあの鼻高々の彼が
忘れなれなくてね。
いけすかない野郎だが、
よくよく考えると、
ま、まあ、合ってるなと。
しゃーない、そこは認めようと。

でも今は尊敬してるでしょ?

これは勝てないなという相手を
前にすると、従うの。素直でしょ?


僕はそういうことを言ってくれる人を
実は心から求めてたんだと。
人にビジネスを教える立場になって、
どちらかと言うと、クライアントさんは、
僕のことを上に見てくれるから、
それで壮大に調子に乗っていたんだけど、
なんか物足りないというか・・・。


君の紹介だった。

ダメなんだよ。

でも君もでしょ?


めちゃくちゃ言われてなかったか?

“あなたはご主人の才能を潰している
最高のさげまんだって”。(笑)

なんてこと言うんだよ!
そんなことを言う人、
世の中にいるのかよ!もののけの類か!
って思うけどね。

これが合ってたんだよね(笑)。
実際それ言われたから、
私たち夫婦は変わっていったじゃない?

なかなかどーして、これがね、
なんか知らないけど、
Aさんの言葉によって、
考えさせられ、ちょっとした後に、
図星だったことを痛いというほど、
思い知らされ、しばらくの争いの後、
人生は好転していく。

おそらく潜在意識で、
こんな感じで”ガツン”と言ってくれる
メンターをずっと探してたんじゃないかな?

マゾ的な性格を隠し持っているのでね。ふっ。

叱ってくれるだけではメンターとは言えない
そんなAさんとの衝撃的な出会いの後、
Aさんは僕たちのメンターであり続けています。
その方のサービスで自分たちの向上に
繋がると思ったものであれば、
喜んでお金も払いますし、
学んだことを逆に、
コミュニティのメンバーさんたちに
フィードバックする形で、
僕たちのビジネスにも本当に大きく
生かすことができています。

結構、口が悪いじゃない?

ズバッと言うよね。

僕は表現しているんだけど(笑)、
会うたびにマジで一度は、
カチン!とくるからね。


僕たちはAさんと付き合おうと
思わないじゃない?
そんな”毒舌で最低な鼻高野郎のAさん”と
それでも付き合っている理由は何?

私は愛かな・・・。
厳しさの中にも愛が感じられるんだよね。
そこがAさんに惹かれる理由。

いつかあの高慢の鼻を
へし折ってやろうということが、
モチベーションで・・・、
と言うのはウソで(笑)
ケチさがないのが一番なのよ。

Aさんが言ったことじゃん?
自分にないもの、憧れるもの、
つまり、器の広さに
惚れ込んでいるってことでしょ?

器が広いみたいだから・・・、
その部分は見習うべきところかな。

ケチさがないことって。

ズバスバ言うんだよね(笑)


僕らにとってはそれが、
メンターに求めるモノなのかな。


槇原敬之さんの歌だ!
僕が一番欲しいと思っている言葉じゃなくて
僕に一番必要な言葉を考えてくれた
君に感謝してるほんとにありがとう

言ってくれていたのかー!
まとめ
さて、夫婦で好き勝手話してきましたが、
メンターの役割は人それぞれで
違うと思います。
でも僕らのメンターの役割を
“愛を持って厳しく接してくれること”
に重きを置いているように思います。
なんか、そんな人がそばにいるだけで、
自分たちはどこまでだって行けるような、
期待をいただかせてくれる。
そんなAさんには感謝しかありません。
そしていつの日か、僕たちも、
Aさんのように誰かの
希望になれるように・・・


と言うことで長めの雑談に
お付き合い頂きまして、
誠にありがとうございました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
Aさんと初めて会った時のことは
おそらく一生忘れないだろうよ。