目次
とある本に書いてあったのですが、
「人生なんて結局思い込みで始まって
思い込みで終わる。」

というお話を僕のこれまでの経験をもとに、

結構すごいことが起きました。
という感じの話をしてみたいと思います。
お付き合いいただければ幸いです。
思い込みの激しい村下君がいつも言っていたこと
僕はもともと思い込みが
強い方ではありませんでした。
どちらかというと、

自分で勝手に思い込んでいる人って、
ちょっと痛い人だな。
と思っていましたし、

とはすに構えて生きてきたように人間です。
ただ、この僕の価値感が180度変わる事件が、
22歳の時に起こりました。
僕は新卒で都内で新築マンションを売る
営業の仕事に就いたのですが、
その時に僕と一緒に同期入社したのが、
村下君という男でした。
この村下君、年来は僕と同じ22歳なのに、
自分のことを偉大な人間だと、
激しく思い込んでいる痛いやつでして、
若造のくせになぜか既に
悟ってる感が漂う不思議なやつでもありました。
ただ、その痛い感じとは裏腹に、
これがまた、良いやつでして、
僕は入社してすぐに彼と友人になりました。
僕は入社してすぐに営業で成績が出て、
彼も僕と同じようにポンポンと
すぐに売れるようになり、
僕たちはライバルになり・・・、
会社終わりに飲みに行ったり、
仕事のことについて、
彼とよく語り合いましたが、
会うたびに
「え?」
という感じで驚かされることがありました。
それは、彼の口癖が、
「金ならいくらでもある。」
ということだったことです。
ことあるごとに「金ならいくらでもある」をかぶせてくる彼
ある日のこと、いつものように
彼と二人で飲んでいると、
こんな会話になります。





で、どうやって
そのマンション経営ってやつをするんだよ。

すぐにできるようになるだろ。

できるようになるのかよ!?
でもお前さ、その飲食店を開く金あるのかよ。








こんな感じで村下君ときたら、
何かあるとことあるごとに、
「金ならいくらでもある。」
と口癖のように話していたのでした。
ただ、普通の人が、
「金ならいくらでもある。」
なんてうそぶいていれば、
かなり痛いやつだなと思うわけですけども、
この村下君に関しては、
嫌味がないというか、
本当に自分には、
金ならいくらでもあるかのように、
自然体で余裕感が感じられ、
不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。
営業の場面でも炸裂していた「金ならいくらでもある」
彼はこの、
「金ならいくらでもある。」
ということを冗談で言っているわけではありません。
もう本当に自分には、
お金がたんまりあるかのように、
本気で思い込んでいる節がありました。
その証拠に、マンションを売るときの
接客の場面でも、
村下君の口からあの口癖が聞こえてきます。


決して高くない物件だと思いますよ。

やっぱり先立つものが・・。
お金・・






こんな接客でいいの?
というようなトークでお客さんの心を掴んでいきます。
しかも村下君にかかると、
本当にお客さんは高額のローンを
借りているではありませんか。
彼の、
「金ならいくらでもある。」
という言葉にお客さんまで、
「あ、そうか。お金ならいくらでもあるよね!」
みたいな感じでウキウキでマンションを購入してしまう。
ここまでくれば彼の思いこみは本物だと感心します。
彼ときたらそれだけではありませんよ。

お金がある人というのは、
欲しい時に不動産は買わないんですよ。
まだ必要がない時から不動産を投資として買っておく、
この視点がないとお金持ちにはなれません。
いやいや、お前、お金持ってないだろ!
とツッコミを入れたくなるようなことを
当たり前のように自信満々で話して、
どんどんマンションを契約していくの見て、

と錯覚させられるほどでした。
思い込みの激しい彼のその後
そんな変わった村下くんでしたが、
まもなくしてその会社を退職します。
僕も村下君より一足先に会社を辞めていたので、
村下君が退職後、何をするか、
気になってはいたのですが、
僕も新生活のバタバタで、
村下君とは連絡がしばらく取れないでいました。
それから1年が経った頃でしょうか?
友人の一人から連絡が入ります。
「村下さあ、今、豆腐屋を経営してるらしいぜ。」
え?と思いましたが、
これは村下君に直接会って、
確かめなければと思い、
僕は村下君と久しぶりに会うことにしました。

豆腐屋を経営してるんだって?


豆腐屋だったっけ?


豆腐屋を経営してるんだよ!

お金になると思ったからだよ。







金はどうし・・
(僕の会話をさえぎって)

もう訳がわかりません。
雄弁に語る彼の
「金ならいくらでもある。」
という思い込みは一段と激しさが増しているようでした。

そんな感じでその日は別れました。
それから5年くらいした頃でしょうか、
風の便りで村下君の噂が届いたのは。
友達A「そういえば村下さ、
マンションを建てたらしいぜ。」

友達A「他の事業もかなり大きくなっているっさ。」

これはもう僕も激しい思い込みをするしかないと決意!
この時を境に僕は、
思い込みの力を自分でも使ってみたいと
思うようになります。
なんか、村下君を見ていると、
激しく思い込みをすれば、
本当にその思いこみ通りになるのであれば、
思い込みの力を信じていない僕が
バカバカしくなってきたんですね。
その日からも僕は村下君を真似て、
「金ならいくらでもある。」
を口癖にして生きてみることにしました。

その習慣は今に至るまで、
10年以上続けています。
ちょうど妻と出会ってから10年になりますが、
今でも、
「パパって出会った頃から、
金ならいくらでもあるって言ってたよね?」
と言われますし、友達から、
「お前、金ならいくらでもあるって、
口だけじゃねーか(笑)」
と会うたびに言われます^^。
でも、なんと言われようと、
僕はもう、村下君のことを
神と思っているので気になりませんでした。
今では村下君ではなく、
彼のことを、“村下大明神” と呼んでいます^^。
「金ならいくらでもある。」言い続けて10年過ごした結果
さて、この人生をかけた実験は、
途中、いろいろな紆余曲折を経ながら、
今に至るわけですが、
結論から言えば、

ということを実感出来る
10年だったように思います。
“金ならいくらでもある” と
村下大明神を見習って、
2000万ほどの借金を作ってみたり・・・、
いくらでもあるはずが、
一向に全然増えていかなかったり。
ほんとにいろいろとありました。
でも今では借金もなくなり、
村下大明神ほどではないにしろ、
ある程度の収入を得ることが
できるようになりました。
そう思うと村下大明神に
少しは近づけたかなと。
というよりももっと早くから
「金ならいくらでもある。」
って口癖にしておけばよかったなと思います。
思い込みの力を阻害するもの
10年前から大明神の影響を強く受け、
「金ならいくらでもある。」
という言葉が口癖になった痛い僕ですが、
そんなことを10年も習慣にしてきて、
わかったことがあります。
それは、

と言うと、
「そんなことを言ってるから稼げないんだよ!」
と言ってくる人たちが一定量いるということです。
生意気だ、調子にのるな、
と言いたいのでしょうが、
そんなことを言われると、
“メンタルが普通の人並みの僕” は、

こんなことは言っちゃダメなのかな?
とひよったりしたこともあります。
でもその度にあの大明神の
自信満々の顔を思い出し、
「僕には金はいくらでもある!」
と言い聞かせ、過ごしました^^。
でも否定され続けている状況では、
残念ながら、お金がいくらでもあるどころか、
一向に増えていきませんでしたね。
僕の口癖を常に否定してくる人の周りにいたら、
なんか、思い込みの力が
弱まるような気がしてもいました。
そんな時、僕は大明神に電話をします。
すると彼から、

と言う、なんともまあ、
軽いアドバイスをもらいまして・・・、
ただ、完全に彼を神と崇めている僕は、
その助言通り、
僕の思い込みを否定してくる人との
交友関係を徹底的になくしました。
その後からですね、
人生が好転して行ったのは。
借金はなくなり、収入も増えていきました。
今はっきりとわかるのは、
“いくら自分が思い込みを強く持っても、
それを否定してくる人の中にいたら、
思い込みの力は発揮できない”
ということです。
村下君という生きた証明がいたからこそ、
そして否定してくる人を遠ざけたことによって、
10年も自分を思い込ませることが
できたのだと思いますね。

まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
“思い込みの力を使って人生を変える”
僕の場合は、それは村下君から教わった、
「金ならいくらでもある。」
という言葉を口癖にすることでした。
でこのことを僕たちのクライアントさんや
コミュニテイメンバーにお教えすると、この、
「金ならいくらでもある。」
という言葉を口癖にしてくれる人が
結構いるのですが、
結構本当にその思いこみ通り、
人生が進んでいく人がいるので、
もし興味が湧いた方は、
行ったみてはいかがでしょうか?
女性の場合は、
「お金ならいくらでもあるよ。」
と優しい言葉を変えればオッケーです^^。
このある種の魔法の言葉で、
あなたの人生が少しでも
豊かになったとしたら、
思い込みが人生に好影響をもたらしたとしたら
大変嬉しいです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
長文にお付合い頂き、
誠にありがとうございました。
P.S.
僕はその後の人生の中で、
思い込みの力を村下君みたいに使っている
もう一人の人に出会います。
そのエピソードはまた近いうちに書いていこうと思います。
楽しみにしてください。