こんにちは。倉地加奈子です。
私は現在、ビジネスを通じて、
女性起業家の方の仕組みや
生き方にあったビジネスの行い方などを、
コンサルティングまたは、
カウンセリングさせていただいているのですが、
先日もクライアントさんから、

という、切実な悩みをいただきました。
“金額を上げられない”という悩みは
とても起業家の方に多いのですが、
金額が上げられない原因の1つに、
実は幼少期から今までのことが
関連していることがかなりあって、
その部分を解決しないと、
なかなか金額を上げる時の
ブレーキが取れない、
なんてことが起こっています。
そこで今日は、
金額を上げられないと悩んだ時に、
考えておきたい、
一見、ビジネスとは関係がないように思えるけど、
実は重要なことについて、
お話ししてみたいと思います。
ビジネスカウンセリングでのクライアントさんとのやりとり
ではクライアントさんから頂いた、
切実な悩みを実際のやりとりを例に
話を進めていきたいと思います。
陽子さん(仮名)は心理カウンセラーを
されている方です。

上げられないとのご相談を
メールでいただきましたが、
具体的にお話ししてもらってよろしいですか?

現在2年になるのですが、
カウンセリング費用を上げられない、
上げたらお客さんがいなくなってしまうのではないか?、
と不安になってしまうのが悩みなんです。

おいくらでされているんですか?


すごいことだと思いますけど、
今は、どのような方に
どのようなカウンセリングを
されていらっしゃるのですか?

子供とのコミュニケーションが
円滑になる方法をアドバイスしています。
子供とのミスコミュニケーションって、
実は、親自身が幼少期に
どのような育てられ方をしたか?
を知ると大体うまくいっていない理由が
わかるんですよね。
ですのでそのあたりを探ることからが
私の仕事になります。

クライアントさんの幼少期からの
生き方を探って、その生き方に基づいて、
アドバイスされていらっしゃるのですね?

結構、濃い内容にもなっていくので、
時間もどんどん押してしまったり、
気づけば二人で感極まって、
数時間カウンセングしていた、
なんてことも多いので、
もう少し値段を上げて、
もっとクライアントさんと
密にコミュニケーションをとりたいなと
思ったことが今回、値段を上げたいと
思った理由なんです。

それほど、深い内容でしかも、
心の深いところまでを探っていく
カウンセリングであれば、
今の金額よりももっと上げても、
クライアントさんは
ついてきてくれると思いますが、
なぜ、金額を上げることを
戸惑うのでしょうか?

私は、自分が行っているカウンセリングには
自信があるのですが、
受けてくれた方が、いったい、
いくらくらいの価値を
私のカウンセリングに
感じていただけているるのか?が不安で・・・、
私のやっているカウンセリングが
客観的に見たら、いくらくらいが正当な値段なのかを
知りたくて、このビジネスカウンセリングを
申し込んだんです!

今、聞いている話だとその金額は安すぎるかなと
私は思いますが、こういうカウンセリングとか、
コンサルティングは値段を決めるのは、
サービスを提供する側です。
ですので極端なことを言えば、
値段はいくらに設定しても大丈夫なんですよ。

結構、限界ラインというか、
それ以上、上げてしまっては申し訳ないという
気持ちが働いてしまうんですよね。

一回一万円なら大丈夫なのに、
それ以上だと申し訳ないと思ってしまうのか
原因を考えてみましょう。

自分の価値はそのくらいの値段だと
思っているからですかねー。

サービスを提供する側が値段を決めるので、
こちらがそう思ってしまっていたら、
値段を上げることは
難しくなってしまいませんか?

だからこうやって相談に来てるんですけど、
どうしましょう・・・。

陽子さんの幼少期から今まで、
どう育てられたか?ということが
大きく働いているんです。

家族間のコミュニケーションが
うまくいかない原因に
上げていることと同じですか?

人間関係で何かしらの問題が起こる原因は、
幼少期から今まででどんな育てられ方を
しているかというところに起因します。
そしてそれが特に大きく出るのが、
お金のことなんです。


ほぼ、親の価値観がそのまま子供に刷り込まれます。
性格が穏やかとか、明るいとか、
内気の性格とかは生まれ持ったものがありますが、
お金の価値観はほぼ親ですね。
だってお金って人間が作ったもので、
もともと赤ちゃんの時に、
お金の価値はわからないはずですからね。

私の中に一回一万円ではいいのに、
それ以上にするとブレーキがかかってしまう
お金の価値観があるということでしょうか?

その通りで、お金に関する癖というか、
ブレーキが親から刷り込まれたものだと
認識することがまずは重要です。


ある一定の金額になるとブレーキが働いてしまい、
金額を上げることに躊躇してしまう。
なぜだかわかりますか?

悪いって思っちゃうんですよね。

お金を上げることにストレスが
かかっている。ということは、
一万円以上のお金を人様から取ると、
どこか申し訳ないと思ってしまう
ということですよね?


ない感じではないですか?
いつもの自分ではない弱い自分というか、
何かに乗っ取られているような感覚。


お金に関する価値観や癖です。
そういう不安な時に無意識から出てくる価値観、
それが自分の中にあるんだと認識すること、
そこからがスタートになります。


お金の価値観ですから、
自分の本心ではないブレーキが働いています。
仮にストレスがない状態、
例えば今、一兆円くらいの財産があったとしたら、
自分のカウンセリングが2万円でも、
ストレスにはならないのではないでしょうか?

金額を上げることに
ストレスにはならないと思います。

ある日突然、お金のストレスが
なくなることはあまりないので、
そのストレスがある限り、
いつまでたってもお金のことを考えると、
ストレスになる癖を持ち続けることになっちゃいます。



でもなぜ、金額を上げようとすると、
不安になるのかがわからなかった時よりも、
原因がわかったのでちょっと楽になりました。

親から受け継がれたお金のストレスを
認識してその上で、ちょっとづつ、
ストレスと付き合っていく感じ。
それが金額を上げる時に必要になってくることです。
結局、この後、カウンセリングは長く続き、
陽子さんは無事に自分のサービスの
金額を上げることに成功しました。
金額が上げらず不安になったらチャンス
ちょっぴり偉そうに陽子さんに
アドバイスをする私ですが、
私自身がお金に対する癖やストレスが
なかったかといえば、嘘になります。
私の場合は、自営業の娘として育ったので、
もしかすると陽子さんよりも、
お金に対しての強い癖を
持っていたかもしれません。
でもある人から今回、陽子さんに
話したようなことを教えてもらい、
その価値観が徐々に変わっていったように思います。

それは親から受け継いだ価値観を
超えていくためのサインだよ。
それまではお金に対しての不安がくると、
嫌な気持ちにしかなりませんでしたが、
これは自分の本心ではなく、
親からもらったもので、
それを超えていくためのものだ
と教えてもらってから
だいぶ気持ちが楽になりました。
また、そのことを教えてもらってから、
お金以外のことでも、
親から受けたものが
自分に多大な影響を及ぼしていることも
合わせて知ることができました。
そしてそれは不安になった時に、
無意識に癖として現れて、
無意識のうちに自分の行動をして
現れてくる。

結構あって、思い返すと、
すごく怖いなと思いました。
無意識に価値判断をしている時こそ、
親から受け継いだものが
現れている時。
そんなことを考えると、
親を越えていけるというか、
これからが本当の自分の
価値観を作る番だと思えて、
徐々にお金に対しても、
新しい価値観が作れていったように思います。
まとめ
面白いですね。
陽子さんが私に質問をしてこられた、
金額が上げられない要因も、
家族間のミスコミュニケーションも、
実はその人の幼少期からの
育ち方が影響していたりする。
親から受け継がれた自分の中の
無意識でしてしまう癖。
これがいろいろなところで、
問題になったりする。
特にお金が絡む場面で現れやすいですね。
でもそれを問題と捉えるんじゃなくて、
新たな自分自身の価値観を
作り出すサインだと考えて、
親とは違った人生を送ると決意する。
そんなことを思ったら、
金額を上げることも、
家族間のミスコミュニケーションも
容易に乗り越えられる、
なんてことがあるかもしれません。
それほどまでに幼少期から
今までに親から受けてきたものは
大きいということですね。
ですので、実は金額を上げる時に、
不安になるのは、それが現れる
わかりやすい例でチャンスですね。
参考にしてみてください。
最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
上げられないのですが、
どうしたら良いのでしょうか?