サービス残業が辛いと思っている人こそに持ってもらいたい考え方

ビジネス

こんにちは。倉地加奈子です。

私は現在、女性起業家の方々の自分の生き方に沿った、
ビジネス方法をカウンセリングさせていただいたりしていますが、

先日、クライアントさんから、

お客様からの急な質問が夜中にきて、
返信した方が良いだろうな
と思って返したところ
気づけばそんなことが毎日になっている。
時間外に質問をくれる
お客様の対応をどうしたらいいのか・・・

という悩みをいただきました。

この悩み、個人でお仕事をされていらっしゃる方なら
もしかすると、一度は悩まれたことがある
悩み
かもしれません。

私も実は、個人で仕事をするずっと以前、
会社員時代に同じような悩み
ずっと抱えていました。

でも今は、ありがたいことに、
設定した時間の範囲で仕事をして、
家族や女性としての役割を果たすための
時間をしっかりと確保しながら、
生活ができているように思います。

そこで今日は、

どうやったらお客様との間で、
時間の線引きをしたらいいか?

時間を決めて働くにはどうしたら良いか?

ということに少しお話ししてみようと思います。

会社員時代にがむしゃらに働いた頃

私は24歳の頃、大手住宅メーカーで、
インテリアコーディネーターとして
働き始めました。

入社したての頃は、
どこの会社でもあるように、
研修という守られた時間があり、

朝9時から18時までという、
定時になれば帰ることができるという、
感じだったのですが・・・、

ですが、こんな平和な日々は
研修を修了するとあっという間になくなります。

研修期間を経て、
インテリアコーディネーターとしてデビューした途端、
生活が激変します。

私が働く部署は、
電気の配線決めから壁クロス決め、
家具やエアコンを販売まで行う、

営業が契約してきたお客様に
さらなるセールスを行い、
家具などを買っていただくという
営業の仕事がメインの仕事でした。

基本的には、営業が契約を取ってきた後に、
私たち、インテリアコーディネーターが、
提案をしていくので、
必然的に立場は営業マンの方が高くなります。

ある日、お客様との折衝(打ち合わせ)の為に、
住宅展示場にある事務所に入ると、

ある住宅営業マンから、

凄く遅くまで仕事してるんだね。
頑張っているね。

とねぎらいの言葉をもらいました。

その時は、

あれ?何で知ってるんだろう?

と思った程度だったのですが、

その後、他の営業マンからも、

結局昨日、何時まで仕事をしたの?
沢山、仕事あるの?

聞かれ、不思議に思った私は、
営業マンの一人に聞いてみます。

なぜ、私が遅くまで仕事しているのを
知っているんですか?
ファックスの受診時間が、
朝方だったり、夜中だったりするから・・・。

と言われ、

あ、そうだ、俺の図面だけどさ、
明日の打ち合わせに
なんとか間に合わせてくれないかな?
どうせ、今日も遅いんでしょ。頼むよ。

という感じにその営業の仕事を
受けてしまったのですが、
そのことが悪夢の始まりとなりました。

どんどん無理難題を営業マンから言われるように・・・

こうして、私は、
その営業の方から急な依頼の仕事を
受けてしまったわけですが、

蓋を開けてみると、
その仕事は、とても1日では
終わらない膨大な内容
で、
結局、その仕事が終わったのは、
次の朝のことでした。

その後も、私が夜遅くまで、
事務所で仕事をしていると、
聞きつけた他の営業マンから、
どんどん仕事を言われることになり、

しかもそれらの仕事は、
どう考えても、徹夜でやらなければ、
終わらないような急でしかも膨大な量の内容。

一人の営業マンの仕事を何気なく許可してしまったために、
私の前には徹夜で仕事をしてもらいたい
営業マンが行列を作るという最悪の事態
になります。

その時の私の働き方は、
毎日、1時間、少ない時は30分くらいしか
寝れないという生活。

気づけばそんな生活が2年続いていました。

さすがに、この働き方は、身体的もきついので、
困り果てた私は、その時の直属の上司に
相談してみることにしました。

すみません、営業の方から
とても1日では終わらないような
しかも納期が極端に短い仕事ばかり依頼されます。
なんとかならないでしょうか?
え?それは当たり前でしょ。
インテリアコーディネーターは、
営業あっての仕事なんだから、
営業が仕事をくれたんなら、喜んで受けなきゃ。
営業に嫌われたら、コーディネーターは終わりだよ。
え?それがコーディネーターの仕事ですか?
まあ、とにかく頑張ってよ。

解決策をくれるどころか、
それがコーディネーターの仕事だと
言わんばかりの上司に、
疑問を感じながらも、

しょうがないのかな・・・。
私が頑張ればいいんだよな。

と言い聞かせ、
その後も続く営業マンからの無理難題を
とにかくこなしていくという毎日を続けます。

いつもどおり仕事が早いね、
やっぱりやってくれると思っていた。
あ、そうだ。この仕事も明日までに頼むよ。

上司にアドバイスを求めたことにより、
さらに仕事が増えていくという
もうどうしたら良いか、
わからない状況になっていきます。

私の営業時間って何なんだ・・・。

ただただ、仕事をして、
帰ってきて数時間、数十分寝たら、
また出勤するという生活がしばらく続きた時、
とうとう私の体が悲鳴をあげます。

急性胃炎で倒れ、救急のお世話になってしまうという
事件が起こりました。

働く上で大事なことを教えてくれたAさんの教え

その後、身体が回復して、
仕事に復帰した私ですが、
久しぶりに出社した私に
当時のインテリア部門の責任者、
上司のAさんが、声をかけます。

Aさん
聞いたよ。体調大丈夫か?仕事は順調?

私:はい、自分個人の仕事は順調ですが、
急な依頼ばかり営業の方から入ってしまって、
仕事を終えると朝になっていて、
眠れていない状況です。

私は倒れるまでの経緯をAさんに話しました。

するとAさんはそれまで優しそうな
顔をしていたことが嘘のように、
ものすごく厳しい表情で、

Aさん
誰だ!そんな働かせ方をさせたのは!
そんな急な依頼は断れば良い!

と言いました。

でも断っていいんですか?
他の上司の方には営業マンが上の立場だから、
断ってはいけないと言われたのですが・・・。
Aさん
君はそんな働き方をしたいのか?
仕事の依頼を受けるのは、定時に終われる範囲だけ。
そんなの当たり前じゃないか!
もしも、自分がやり残した仕事のために
残るなら別として、無理難題の依頼に応える必要はない。

完全に営業マンが上、という洗脳に
かかっていた私は、
いくら責任者のAさんが言ってくれたとはいえ、
今からいきなりそんな考え方になることに
強烈な戸惑いがありました。

Aさんは続けて口にします。

Aさん
今の働き方を自分にさせてしまっているのは、
君自身の責任でもある!いいかい?
いつでも私は誰の依頼でも受けます。
朝までかかっても仕事はやります。
みたいな、受身のスタンスを作っているのは君だよ。
はあ・・・。
Aさん
多分、営業マンには特に悪気なんてないよ。
きっと君に言えば、朝までにやってくれる。
いつも、朝まで働いているのなら、
自分の仕事も受けてくれるんじゃないか?
そんな感じで君が無理難題の仕事を
許可しているんだよ。
確かにそうだ・・・。 
私の方から、営業時間関係なく、
夜中でも朝でも時間構わずに
営業マンにファックスをして、
自ら”いつでも営業しています”と
公言して回っていたのは私だった・・・。

Aさんに教わった営業マン(お客様)との一線の引き方

数日後、Aさんはコーティネーターの営業会議を収集します。

議題はインテリアコーディネーターの
働き方改革についてでした。

・会社の留守電を営業時間が終わったら、
留守電に変えること

・個人の携帯も、営業時間外には、
営業マンやお客様のものは取らない

・営業マンやお客様とのやり取りの際には、
前もって営業時間を提示しておくこと

・営業時間外に残業をしていても、ファックスは時間外には送らない

・どんな営業マン(お客様)にも平等に一定の距離を置き、
 相手が優先にならないように気をつける(多少、状況による)

など、基本的なことのようで、
私ができていなかった対応方法を
部署全体に徹底させます。

トップダウンの改革もあって、
その日から私はスイッチを切り替えることができ、
営業マンとの距離の取り方を
しっかりと考えるようになりました。

会議の席で、Aさんは私たちに言います。

Aさん
プロとして仕事をするなら、
時間を決めて仕事をするものプロだということ。
Aさん
営業マンを横暴にしてしまっているのは、
コーディネーター自体、
時間内しか仕事を受け付けない
という姿勢の重要性。
Aさん
プロのインテリアとして仕事を持って、
時間内に最高の仕事をするというプライドを持て。
働き方は自分で決めて自分で作る。
それができないと営業マンやお客様が、
を横暴に変えてしまう。
お客様が神様だと思ったら大間違いだ。
お客様は王様だということを心得よ。

個人のビジネスでも同じことが起こる

さて、以前の私のように、
ついついお客様のいいなりになって、
ついつい自分の体と時間を犠牲にして、
良かれと思ってかなり無理して事業をされている方、
多いのではないでしょうか?

そしてもし、それが家事や育児と併用して、
そんな働き方をしていたとしたら、
ほぼ間違いなく女性にとっては、
何かを犠牲にしなければならないビジネスに
なってしまいます。

私は会社員時代のあの一件で、
この仕事(ビジネスカウンセラー)の仕事を始めた時、
必ず決められた時間というルールを
決めて、その旨をお客様にしっかり伝えること

最初に決めました。

するとどうなったか?

最初から、家族や女性としての生活を犠牲にせず、
女性らしく自立することを全体に、
事業を進めたためか、
会社員時代のように、
午前様になったり、体を壊したり
することはなくなりました。

無理をしたり体を酷使したりしながらの
仕事はまず続かないですし、

自営業って、やり方で、
女性としての役割を全うする時間をとりながら、
ちゃんと仕事ができるんだなと、
改めて実感してます。

また、そんな働き方をクライアントさんたちにも
実現できるように方法を
お教えしています。

“相手に合わせることだけが仕事ではない”

Aさんに言われたこと、
体を壊す前に私に言っておいて欲しかった言葉を
今ではクライアントさんに
代弁者としてお伝えしている感じです。

まとめ

私がこの経験から学んだ大切なこと、

“営業時間を決めて、お客様にもお伝えし、
そしてその時間を先ずは自分が守る”

その素晴らしい上司は、
その後、とんでもなく出世していき、
最終的には会社の責任者になってしまいました・・。

そしてその方は私のメンターです^^。

当たり前のようで、
なかなか難しかったりするのですが、
Aさんのような素晴らしい上司が現れて、
仕組みを作ってくれないのが自営業です。

だったら自分で作るしかないですよね。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

女性らしい自立には、
自己管理、ルールの設定は重要ですね。

長い文章になりましたが、
最後までお付合い頂きまして、ありがとうございました。